第4回 街路樹(東京都渋谷区代々木駅周辺)
(東京都渋谷区代々木商店街にて撮影)
東京は「コンクリートジャングル」などと揶揄されることがありますが、地方出身の私は、東京の市街地には思いのほか「緑」が多いなあ、と感心しています。
皇居や御苑、公園のみならず、街路樹が整備されていることもそう感じさせる要因かもしれません。
代々木駅周辺の代々木商店街にもプラタナス(モミジバスズカケ)が植樹されています。この季節には青い葉を元気いっぱいに広げ、日差しを遮る心地よい木陰を提供してくれていますが、冬場には葉が全て落葉して幹だけの少しさびしい姿になります。その姿にちょっと眼を瞠るものがあります。樹皮の模様は迷彩柄のようで、おしゃれな?装いにも感じられます。また、薄暗いときにプラタナスを見上げると、まるでダリの作品のようなシュールさも漂っています。年間をとおして楽しませてくれる街路樹に感謝です。 ^^
街路樹は都内に約70万本もあるそうです。その中で最も植樹数が多いのが、イチョウの木で6万本あまり。さすが東京都のシンボルマークだけありますね。プラタナス類は3万3千本で、第5位でした(東京都建設局街路樹のデータより)。
この街路樹、単に緑を提供するだけではなく、ドライバーの視線を導く役割もあるそうです(東京都建設局のHPより)。確かに、変化のない建物群の中を運転するよりも、視界に変化がある方が集中力も増しますね。ドライバーの皆さま、本日もどうぞ安全運転で。
参考:東京都建設局東京の街路樹 http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/park/ryokuka/hyoushi/index.html